可愛いインコの迎え方

最近じわじわとその勢力を拡大しつつある、ペットとしての鳥人気。その魅力と、基本的な飼い方についてお話します。


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ペットの鳥といえば一番ポピュラーなのはセキセイインコ。

しかし最近では他にも様々な鳥がペットとして愛されています。
甘え上手なオカメインコ。なでなでされてウットリ。

飼うとわかる、表情の豊かさ

 鳥さんを飼ったことがない人は、「鳥って意思疎通ができなさそう」とか「鳥って無表情じゃない?」と疑問に思うこともあるでしょう。

しかし、いざ鳥さんとふれあってみるとその印象はがらりと変わります。

かまってほしいとき、ご飯が欲しいとき、放っておいてほしいとき、彼らはその表情で実に饒舌に語り掛けてくれます。頬に顔を寄せ、美しい声でさえずってくれます。手に顔をなすりつけて、なでなでを要求してくれます。眠たいときは、羽根を膨らませながら、うるんだ瞳で見つめてくれます。

その愛らしさを感じたら、誰でも鳥さんのトリコになってしまうでしょう。(トリだけに!)

どうやってお迎えする?

 鳥さんのお迎え(入手)方法には、何種類かあります。

 ひとつは、もっとも簡単な方法、ペットショップなどからの購入です。

地域によっては鳥さん専門のショップなどもあり、店内を眺めているだけで鳥さんの魅力にトリつかれてしまうことでしょう。

一軒のショップで即決するのも良いですが、何軒か回って元気な鳥さんを探すのが得策です。

セキセイインコなどは環境が整えば年中繁殖しますが、基本的に春と秋に雛の入荷が多い傾向があります。
鳥さん飼育の初心者さんは、なるべく真夏・真冬の過酷な時期に雛をお迎えすることは避けたほうがよいでしょう。

 ふたつめの方法は、里子の鳥さんを引き取って、里親になることです。

ネットの里親募集サイトや譲渡会などでは、事情により飼えなくなってしまったペットが新たに飼い主となってくれる人を待っています。

里親になるにも様々な条件が課せられている場合が多いですが、しっかりと鳥さんをお迎えできる環境が整っており、運良く近隣の人が里親募集をかけていれば、無償で鳥さんをお迎えすることが出来るでしょう。場合によっては飼育グッズなども一緒に提供してもらえる場合もあります。

しかし、ここで注意したいのは、里親でもらった子だから命が軽いということではなく、購入か里子かに関わらず”大切な命を預かる”ということです。

安い子だから大切にしなくても良い、もらった子だからまた里子に出しても良い、というわけでもありません。一度飼い主になったからには、責任をもって鳥さんと生きていきましょう。

 三つ目の方法は、ブリーダーから譲り受けることです。

 近場に鳥のブリード(繁殖)をしている人がいれば、そこから有償または無償で元気な質の良い雛を譲り受けることが出来るでしょう。

ショップにいる雛も大抵は健康体が多いですが、店によっては問題のある場合があります。

数多くの雛を育てるブリーダーから雛をお迎えすることが出来れば、とても元気な雛を選び放題です。

ただ、ブリーダーはそれほどたくさんいるわけでもないので、地域によってはこの選択肢がない場合の方が多いでしょう。


 いい鳥さんを迎えるコツ

 お迎えするときのコツとしては、ケージを覗き込んだ時に近寄ってくるような子を選ぶと、飼い主さんにべったり慣れる子になる場合が多いです。

羽根の色艶、ハリなどを見るのも大切です。鳥さんの健康状態はまず羽根に出ます。あとは目や鼻の周りの肌の色、くちばしが欠けていないか、足の状態も観察しましょう。ペットショップなどでは店員さんに頼めばケージから出して手にとまらせてもらい、近くで観察出来ることがあります。

 また、人の言葉をおしゃべりさせたい場合は、何羽も飼うより一羽飼いのほうが効率よく言葉を覚えます。鳥さんが何羽もいると、人の言葉を覚えるより鳥さん同士でのコミュニケーションを優先するので、人の言葉を覚えにくいのです。

 鳥さんにも個性があるので、元居た場所での様子、癖、過ごし方なども聞いておきましょう。出来れば普段の体重や餌の量、好物なども聞けると良いです。そして、そこまで細かく答えてくれるショップなどなら、なおさら信頼が置けると言えるでしょう。

準備するものは?

 鳥さんをお迎えするために、最低限必要なものをご紹介します。

  1. ケージ
    いわゆる鳥かごです。鳥さんのサイズにあったものを用意する必要があります。
    ペットショップに行くとセキセイインコ用、中型インコ(オカメインコなど)用、大型インコ・オウム用などと分けて販売されています。値段も安いものからお高いものまで様々です。
    ネットショップなどでも数多く取り揃えられていますが、必ずサイズを確認しましょう。ケージを置く場所も必ず採寸しましょう。
    メーカーによって構造なども微妙にちがい、メンテナンス性も変わってくるのでしっかり選ぶことが大切です。


  2. 鳥さんの餌は鳥さんの種類によって変わってきます。
    セキセイインコ用の餌はシード(植物の種)の小さいもの、中型インコ用の餌にはセキセイインコの餌にヒマワリの種やカボチャの種なども入ってきます。大型インコ・オウムの餌はカラフルなペレットなどが多いです。
    シードだけでは栄養が偏ってしまうので、水溶性のビタミン剤・カットルボーン・塩土などの補助食品もあると安心でしょう。
    最近では海外製品のペレットなどが栄養バランスが良く、評価されています。雛の時期には不要ですが、少しずつ用意していってもよいでしょう。

    お迎えする鳥さんが、現在どの餌を食べているのか把握するのも大切です。
    鳥さんによっては、新しい環境に慣れるのに時間がかかり食欲が落ちることがあります。
    飛ぶために餌を体内に貯めることが出来ない鳥さんにとって、絶食は命とりです。なるべく以前いた場所と同じ餌を与え、食欲が落ちないように気を付けてあげましょう。

  3. 夜はしっかりと暗く静かな場所
    鳥さんは太陽とともに目覚め、日没とともに眠りにつきます。
    家の中の鳥さんがいるエリアは、鳥さん中心で活動できるような環境をつくってあげましょう。
    夜よく眠れなかったりすると鳥さんもストレスを感じ、食欲が落ちたり羽根の色艶が落ちたりします。酷いと自ら羽根を抜いてしまう”毛引き”をしてしまう鳥さんもいます。
    鳥さんと健康な生活リズムを作りましょう!
    夏や冬などは冷房・暖房の風が鳥さんのケージにかからないように注意します。鳥さんも風邪をひくのです。

鳥さんと遊ぼう!

 鳥さんを迎えるにあたって、もう一つ大切なことがあります。

それは”鳥さんと遊ぶこと”です。

手乗りインコや、歌を歌うインコ、人の言葉をしゃべるオウム…

それらは、日頃からの飼い主さんとのコミュニケーションの賜物といえます。飼い主さんが愛情を注げばこそ、鳥さんもそれに答えてくれるのです。

歌や言葉をしゃべらなくても、飼い主さんになでなでしてもらうこと・飼い主さんの肩にとまっていることが大好きな鳥さんも数多くいます。

飼い主の服の紐やボタンも大好きです。

飼い主の手からもらうおやつは格別なんです。

オカメインコは特になでなでが好きな種類の鳥さんです。

 1日のうちに少なくとも20~30分ほどはケージから鳥さんを出して、触れ合う時間(放鳥時間)を取ることが望ましいです。

鳥さんが慣れてくると、目が合っただけで「ケージから出して!遊ぼうよ」と可愛い顔をして誘ってくるようになります。だからついつい遊んでしまうのです。

放鳥中は窓や戸を閉め、鳥さんが出ていかないように気を付けます。くわえて、細かい金属が使われているアクセサリー類や薬品、芳香剤なども鳥さんに害が及ぶ可能性があるので注意しましょう。鳥さんから目を離さず、一緒に楽しみましょう。

 ペットボトルの蓋や綿棒、木の枝やコルクなどは鳥さんたちに人気のおもちゃになります。思わぬものを気に入ってしまって思わず笑ってしまうこともあるのです。

鳥の世界へ

いかがだったでしょうか。

少しだけですが、鳥の魅力をお伝え出来、幸せな鳥さんと飼い主さんが増えるお手伝いができたら幸いです。



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ミドリ

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