温泉の入り方の手順

日本は世界屈指の温泉大国でありながら、意外と知らない温泉の入り方、効能などを詳しくご紹介します 


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【はじめに】

日本人はお風呂が大好きです。日本のお風呂、温泉、銭湯、様々な入浴スタイルがありますが、シャワーですますことが多い外国人観光客にとっては、タオルのまま入る、体を洗わずに入る、などの光景をみることも

ここで、普段何気なく入っているお風呂の入り方、温泉について詳しくご紹介したいと思います

【効果的な温泉の入り方】

1. 入浴前後に水分補給

入浴をすると発汗により血液粘度が高まり、ドロドロな状態の血液になります。そのため、入浴前後に1杯、水を飲みましょう

2. ”かけ湯”をする

湯船に入る前のかけ湯は、大体の方ならわかってる人も多いですが、まずは自分の体の汚れを落とすという役割があります。また、マナーといった側面だけではなく、いきなり湯船に入ると心臓に負担がかかるので、温泉の泉質やその温度に体をならすために、足先など心臓の遠くから順に十分なかけ湯をするようにしましょう。ゆっくり長めに掛け湯をすることで血圧の急上昇も防ぐことが出来ます。さらに、浴後の疲労感が著しく軽減されます。

3.「分割浴」

一気に長湯せずに、浴槽からでて休憩を挟む「分割浴」

湯冷め対策にもなる、「分割湯」とは、3分入浴して休憩。また、3分入浴後、休憩、最後に3分入浴後に休憩といったようにすると、身体の芯から温まりますので、湯冷めしにくくなります。湯当たり対策として、適度な回数と時間、ビタミンCや水分の補給、十分な休憩を取ってください

4.新鮮なお湯で上り湯をする

入浴後はシャワーで洗い流さないようにしましょう

温泉の成分は浴後も皮膚をとおして吸収されますので、あがり湯やシャワーで洗い流すと、せっかくの成分をそのまま流してしまうことになります(ただし、刺激が強い温泉などは皮膚炎を起こす可能性もあるので、シャワーで洗い流した方が良いです)

5.あがった後にしっかり水分補給

入浴後は、入浴の発汗によって多くの水分が奪われています。温泉から上がったあとは、ゆっくりと水分を補給し、しばらく体を休ませるようにしてください。入浴後にはすぐに保湿クリームなどでケアすることも乾燥肌には大事です。

【入浴のマナー】

温泉に気持ちよく入るためには以下の3つが大事です

・汗や身体の汚れを綺麗に落としてから、浴槽に入りましょう。

・タオルなどは、浴槽に入れないようにしましょう。

・浴槽内で泳いだり、暴れたりしないようにしましょう 

髪が長くて湯に入る場合はしっかりとしばりましょう

 

【入浴の際の注意事項】

・食後、運動前後1時間は入浴しない!

食事をした直後は血液が皮膚や腎臓に行きわたり、消化・吸収の働きが悪くなります。
食後は30分~1時間の休憩をぜひとるようにしましょう

また運動直後も同じように、体調がすぐれなくなることがあります。なるべくなら避けましょう。

・お酒を飲んだ後は入浴しない!

お酒を飲んだ直後の入浴は危険ですので、充分に酔いを覚ましてから入浴するようにしましょう。足元がふらついて転倒し、思わぬ怪我につながり、非常に危険ですし危ないです。また、血圧の急な変化により、脳貧血などの危険があります。

・熱いとお湯に入るときには注意!

高齢の方や、高血圧症、動脈硬化症、心臓病、呼吸器病の方は42℃以上の高温を避けましょう。

【温泉の泉質と効能】

温泉とは、そのお湯に溶けている成分の違いによって様々な種類があります。そういった温泉の種類のことを「泉質」と呼びます。お湯の色の違いなどもこの泉質により、変ってくるので各温泉地に行って違いが分かることと思います。

温泉の効能は2種類あり、「一般適応症」と「泉質別適応症」というものがあります。「一般適応症」は、全ての温泉にある効能で、温泉共通の「温熱効果」によるものです。

「泉質別適応症」は、温泉成分による「薬理効果」によるものです。これは、温泉の種類で説明した泉質によって効能が変わります。下記の基本的な泉質別適応症を参考に、実際に温泉地に行った時に確認してみると良いかもしれません。

1.単純温泉
浴用:自律神経不安定症、不眠症、うつ状態

2.塩化物泉
浴用:神経・筋肉・関節痛、きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚疾患
飲用:萎縮性胃炎、便秘

3.炭酸水素塩線
浴用:きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
飲用:胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)

4.硫酸塩泉
浴用:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用:胆道系機能障害(胆嚢炎・胆石)、高コレステロール血症、便秘、痛風

5.二酸化炭素泉
浴用:きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症
飲用:胃腸機能低下

6.含鉄泉
飲用:鉄欠乏性貧血症

7.酸性泉
浴用:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症

8.含よう素泉
飲用 高コレステロール血症

9.硫黄泉
浴用:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型については、末梢循環障害が加わる)
飲用:耐糖能異常(糖尿病)、高コレステロール血症

10.放射能泉
浴用:高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など

【飲泉について】

温泉って飲めるの?と少なからず思った方はいると思います。私も小さいときにおばあちゃんと一緒に温泉に入り、湧き出る温泉にそなえついていたコップで必ず温泉を飲んでいた姿を思い出しました。

飲泉は温泉を飲用することによって、病気の回復や健康的な効果を得ようとすることを目的とします。現代のように正しい医療の知識がなかった時代に、温泉を利用することで病気や怪我の治療を試みることが考案されていて、お湯に浸かるだけでなく飲用することでより温泉の効果が高まるというのが飲泉の考えです。しかし、実際に飲泉を行う上で特に注意することは衛生面です。温泉が口から直接体内に入るわけですから、新鮮な温泉を飲むことが絶対条件となります。そのためには、飲用の許可のあることを必ず確認し、飲泉の注意事項を守って飲用するようにしましょう。

【温泉の茶菓子について】

さて、ここで少し余談ですが、温泉に行くとお部屋には必ずお茶とお菓子がセットされていますよね。これは、実は大切な役割を持っているのです。

と、いいますのも、温泉に空腹状態で入浴すると、貧血に陥りやすいと言われています。お風呂に入ることはかなりのエネルギー を使うことになり、空腹の低血糖状態で入浴すると、貧血になりやすく、非常に危険です。このため、旅館では、入浴前にお菓子をいただいてもらい、糖分を取って貰えるようにお部屋にお菓子を置いているのです。

更には、お茶がセットしてあるのは、このお茶でしっかりと水分補給をして下さいね、という意味が込められています。

すなわち、この茶菓子セットは入浴準備に相当する、というものになり、ただの売店で販売している、といった宣伝とはまた違うことになりますね

【あとがき】

いかがでしたでしょうか?日頃何気なく入っていたお風呂や温泉について、少しでも理解を深めてくれたら嬉しいです。今や、日本人だけではなく、世界中の人々が日本に訪れ、日本の文化に触れていただいてますが、入浴文化となると、分からない方もきっといるはずです。ぜひこの機会に温泉の入り方、また泉質にも目を向けて温泉巡りを楽しんで下さい!そして寒くなると恋しくなる温泉、ぜひ日本中の色んな温泉に出かけてみてくださいね!!

 


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yukakichi

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