これからが旬!!タチウオを釣って食べよう!

夏から秋にかけて旬のタチウオ(太刀魚)。釣ってよし、食べてよし、捌くのもめちゃめちゃ簡単なタチウオのご紹介です。


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 あまりメジャーではなかったような気もするタチウオ。最近ではスーパーでも切り身をよく見かけるようにもなりました。

しかし、切り身ではタチウオの見た目の魅力が大きく損なわれていると感じてしまいます。

見て美しい・食べて美味しい魚、タチウオの生態や釣り方についてまとめてみました。

名前の由来

まずはタチウオの名前の由来から見ていきましょう。

漢字で書くと「太刀魚」という名前、とってもかっこいいですよね。

実は説には大きく二通りあり、太刀魚と書くように、その姿が太刀に似ていることからその名がついたという説と、流れの緩やかな海中では上を向いて獲物を見据え、捕食するさまから立ち魚、とついたという説の二つがあるようです。

ちなみに英名でも「カットラス」という刀に似ていることからカットラスフィッシュと付けられています。

やはり刀の方が有力説でしょうか。

ちなみに、タチウオは別名タチ、ハクナギ、サワベルとも呼ばれます。サワベルはサーベルとも通ずるものがありますね。

タチウオの生態

次にタチウオの生態についてご説明します。

タチウオは本州の中部以南各地に分布しています。海外でもアフリカ、オーストラリアなど、暖かい海に広く生息しています。

日本近海にいるタチウオは、かつては他の地域のものと別種であると考えられていましたが、近年では世界の他の水域に生息するものと全て同種として扱われています。

タチウオを釣り上げたことがある人ならわかると思いますが、タチウオは体がとてもきれいです。まるでホログラムを張り付けたようなシルバーの表面と、滑らかにひらひらと動く背びれが非常に美しいです。

その銀粉状のものは「グアニン」と呼ばれる物質で、タチウオ自身が生きているうちは常に新しい層が作り続けられており、体の表面を保護してくれるものです。その美しさから、かつては模造真珠などの工業製品の材料になっていたそうです。

その美しい体表の銀色は、死ぬと光沢がかすみ灰色っぽくなってきます。ぜひ釣り上げた直後の美しいタチウオを見ていただきたいです。

よく似た魚に「テンジクタチ」というお魚がいますが、テンジクタチは背びれや胸びれ、口の下顎の中が黄色なので、ひれや口の中が黒っぽい色を帯びているタチウオと見分けがつきます。

また、「オキナワオオタチ」とも似ていますが、こちらは両目の眼隔域がくぼんでいるか否かで区別することが出来ます。オキナワオオタチは奄美大島・沖縄近海のみに分布しているので、そこからも判断することが出来ますね。

スーパーなどに並んでいるタチウオの鮮度の見方としては、体の表面の傷が少ないほうが鮮度が良いと言えます。やはり店に並んでいるものは傷がついてるものが多いですが、その中でもなるべく綺麗なものを選びましょう。

タチウオは冷凍保存してもとても美味しく長持ちするお魚なので、食べきれないときは迷わず冷凍しましょう。

タチウオは回遊魚で、主に世界中の暖かい海域に生息しています。繁殖期は6月から10月で、釣りのシーズンもまさにこの時期です。産卵を控えた雌が荒食いをするので、それを狙います。

非常に美しい体とは裏腹に、大きな口に生えている歯は非常に鋭く、牙のようなものになっています。

前列の歯の内側にはもう予備の歯が生えており、前歯が欠けるとすぐ予備の歯に生え変わってその鋭い牙を常に保っています。

幼魚の頃から小魚を餌とし、貝や海老などの固いものは食べないので、漁師さんなどからは歯を大事にする魚として知られています。

釣りあげたときには多少暴れるので、歯には絶対に触れないようにプライヤーで固定して扱う、軍手で扱うなど防衛策を取りましょう。噛まれるとめちゃくちゃ痛いです。

タチウオの釣り方

タチウオは、船ではもちろんのこと岸壁からも狙える釣りものです。

釣りのシーズンは7月から1月までがベストシーズンで、2月から6月まではたまに釣れるようになっています。

では”ドラゴン”と呼ばれるほどの大物も狙うことが出来ます。

夏はやや浅い海域、冬場には深い場所を狙うことになります。地域によっては、夜釣りで表層に餌を追ってきたタチウオを狙う釣り船も出ています。

サバの切り身などを餌として、胴付き仕掛けで釣る方法が最も一般的で、最近ではライトタックルでタチウオ釣りを行う人も増えています。

西日本ではタチウオ専用のテンヤ仕掛けを使い、餌はキビナゴなどを利用する場合もあります。

タチウオは魚影探知機にも映らないことがあるので、アタリのない場合は広い層を探るのも良いでしょう。

また、タチウオ狙いのルアー船も出ています。リーダーは鋭い歯に備えて太いものを使い、60~100gほどのメタルジグを使用します。その日その日で特定のカラーにアタリが集中しやすい傾向にあるため、シルバー・パール・赤金・紫は最低限用意すると良いでしょう。

タチウオの太さ(体高)は人の手の指の本数で太さを図るのですが、指五本すら超える大物もいるので、そんなドラゴンに会いたいなら船に乗るべきでしょう。

タチウオの釣り船の料金は、関東近郊なら7千円~6千円前後です。釣りものに関わらず、女性やお子さまは割引サービスがある釣り船もあります。餌は料金に含まれている場合が多いようです。

岸壁からも基本的には夜はウキにキビナゴやサバ、イワシを付け餌釣り、朝マヅメ・夕マヅメではメタルジグで狙います。また、活餌での泳がせ釣りも人気です。

ウキは電気ウキやケミホタルなどを使用して、ハリはタチウオバリまたはチヌ5号を使用します。ウキは引き込まれるのが通常のあたりですが、タチウオは縦にも泳ぐので、食いあげて来ることもあります。

群れにさえ会えればメタルジグをただ誘いながら巻いてくるだけで釣れるのです。陸っぱりから狙うならば、釣り場に通い、辛抱強く時合いを待ちましょう。

時合いが来ると途端に釣れはじめるので、如何に手返し良く・良いテンポで釣るかが重要になります。しかし、焦って早合わせするとバレる(逃す)確率が高いので、十分に食わせてからあわせるようにすると良いでしょう。

時期的にはアオリイカやカマスとも釣りの時期がかぶっているので、良い釣り場に巡り合えれば、アオリイカをエギングで狙いながら周りで釣れ出したら竿を変えメタルジグでタチウオを狙っていく、といった贅沢な釣行も可能です。


簡単で美味なタチウオ料理

タチウオは、数あるお魚の中でも調理がものすごく簡単です。

傷みも早くはないし、料理人にはとても親切な魚だと思います。

一番簡単でシンプルに美味しく頂けるのは、やはり塩焼きです!

なんて言ったって、タチウオをお好きなサイズにぶった切って、塩を振って焼くだけなのです!!!スーパーに売っている、あの状態ですね。綿を取るのもものすごく簡単です。

同日に釣れたアオリイカのゲソも添えてみました。タチウオは焼いてもシルバーの皮が美しいです。まるで銀箔で包まれているかのようです。

その身は水っぽくないのにふわふわと身離れが良く、背びれの付近は脂が乗っていてトロトロととろけます。

背びれの骨や中骨が鋭く、少し細かいので、食べるときはそこだけ注意しましょう。

 また、塩コショウしてから少し小麦粉をはたいてバターで焼く、バター焼きなどもおすすめです。煮つけ唐揚げも美味しく、万能な食材といえます。

もちろんお刺身もおすすめです。平べったいので三枚おろしにはしやすいですが皮は引きにくいので、無理に皮を引かずに包丁で細かく切れ目を入れると良いでしょう。

もしバーナーがあれば、皮を炙ると皮がトロっととろけ、香ばしさもプラスされて美味しく頂けます。(筆者はこれがやりたいがためにバーナーを購入しました。大正解です!)

タチウオのお刺身は身がギュッと引き締まっており、ぷりぷりコリコリとした歯ごたえを楽しめます。

焼いた身とは全然違う食感を楽しめるので、ぜひ焼き・刺身ともに楽しんでもらいたいと思います。

最後に

いかがだったでしょうか。

釣って楽しい・食べて美味しい魚はたくさんいますが、タチウオの美しさと凶暴な顔つきはその中でも群を抜いています。

そんなタチウオの魅力を少しでもお伝え出来たなら、幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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ミドリ

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